広島と言えば、広島市内を走る路面電車は有名です。路面電車を使うと広島市内の観光も効率的に回れますし、純粋に一度乗ってみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、路面電車に乗り慣れていない方は、どうやって乗れば良いのか、不安になりますよね。
今日は広島での路面電車の乗り方や、運賃の支払い方法などについて、解説します。
広島の路面電車って?
広島市内を走る路面電車は、広島市民にとって生活に欠かせない交通手段です。
また、広島の路面電車は路線の長さも、車両総数も路面電車では日本一の規模を誇っています。なんと、路面電車の広島駅電亭で乗降する人数は、JR広島駅の乗降人数と匹敵するほどです。
観光者にとっても便利で、特に、広島駅から原爆ドームなどの観光地へは特に利用される方が多いです。また、宮島方面と広島港方面にも運行しています。
広島の路面電車の乗り方・支払い方法
① 行き先を前面の表示で確認する
まずは自らの行き先と、路面電車の前面上部の行き先表示が合っているかを確認します。
② 決められた入口から乗車
乗車・降車するときは、「入口」「出口」が決まっているので注意が必要です。
<Point> ・1両車両:「入口」は車両の後方の扉、「出口」は前方の扉 ・連接車両(2両以上):「入口」は前後以外の扉、「出口」は1番前と1番後ろの扉 |
路面電車の扉にも「入口」「出口」の表記はありますが、慌てないためにも事前に確認しておきましょう。
③ 【ICカードのみ】カードをかざす
ICカードを利用する人は、入口近くにあるカードリーダーにカードをかざします。
現金や1日乗車券を使う人は、特に乗車時の作業はありません。
④ 降車ボタンを押す
降りる電停が次に迫ったとき、「降車ボタン」を押します。
ただ、車掌がいない場合は、降車ボタンはなく、押す必要はありません。
<Point> 車掌がいる路面電車:降車ボタンなし 車掌が不在の路面電車:降車ボタンがある |
⑤ 支払いをする
<Point> ICカード:カードリーダーにかざす ※路面電車内でもチャージ可能 現金:190円を運賃箱に入れる ※おつりは出ないため、あらかじめ車内で両替しておく 1日乗車券:利用日のスクラッチ面を乗務員または係員に呈示 |
⑥ 決められた出口から下車
出口から下車します。
1日乗るなら1日乗車券がお得!
路面電車は1回190円で安価ではありますが、観光などで1日何度も路面電車に乗る場合は、1日乗車券がお得です。
宮島に行かれる方は、宮島へのフェリー付き一日乗車乗船券もオススメです。
ただ、元々が190円と安いので、4回以上乗らない場合は、1回ごとに精算する方がお得にはなります。
<料金> 電車一日乗車券 ・大人(12歳以上):700円 ・小人(1歳以上12歳未満):350円 宮島へのフェリー付き一日乗車乗船券 ・大人(12歳以上):900円 ・小人(1歳以上12歳未満):400円 |
広島の路面電車の乗り換え方法
路面電車を「乗換指定電停」で乗り換える場合、乗車電停から目的地までは190円のみで乗車することができます。
<乗り換え料金がかからない場合> ・乗車電停から目的地までの直通運行系統がない場合 ・乗換指定電停まで行けば、目的地までの電車の運行本数が増える場合 ・60分以内の乗り換え ※ただし、次の場合は乗換えできません。 ・後戻りとなる利用・乗換え前の電車で直接行くことができる場合 |
精算は、ICカードだと自動精算してくれます。
現金の場合は、1回目の下車時に190円を支払い、かつ「乗換乗車券」をもらいます。そして、2回目の下車時にその「乗換乗車券」を渡せばOKです。(支払いはなし)
まとめ
以上、広島の路面電車の乗り方・支払い方法について紹介しました。
「入口・出口を間違えないこと」「運賃は後払い」の2点がポイントとなりますので、そこだけしっかり押さえればスムーズに乗車することができます。
是非、広島の路面電車を活用してみてください。